「教えてあげましょうか？」
ユミナはにやりと笑って、ルイスの方を向いた。
「光の属性を持つソードメーカーと闇の属性を持つソードメーカーの間から生まれた子供は、必ずどちらかの属性になるのよ。闇のソードメーカーの国で闇属性になった場合はいいわ。でも、逆にそこで光の属性になってしまうと…」
「…あ…」
ルイスははっとしたような表情で、目を大きく見開いた。
「気付いたかしら？必然的にのけ者扱いされてしまうのよね。子供の頃から」
「で、でも、どちらか一方の親は光なんだろ？だったら…」
「関係無いわよ。私たちソードメーカーは今居る場所が全てなんだから」
ユミナは鼻で笑って、周りにいるソードメーカー達を見渡した。
「で、のけ者扱いされた少女がどうなったか…今ここにいる私を見れば、分かるわよね？」
「…ちょっと待ちなさい。君が最初から光の属性なら、どうして奴らと接触した時期が入隊後になるんだ？」
ラトは難しい顔をしながら、ユミナに尋ねた。
「最初は普通の騎士として入隊したのよ。光のソードメーカーという事を隠さないといけなかったから。その後すぐに奴らと接触してこの力を得る事ができたから、闇のソードメーカーとして再登録したのよ」
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