俺は一夏…新曲から逃げて。
メンバーからも逃げて…
RUIからも逃げてるダメ人間さっ
今、何を考えればいいかわからない…
俺は卑怯者なんだぁ
近くでは、ギターやら、ドラムやら、偉く近所迷惑な家がある。
一夏『相変わらず。下手くそな奴らだぜ。音がバラバラだ。』
しかし今の俺よりは…。俺は最低だから
自分の問題を人任せにしてしまった…
こないだ。俺を好いているティアって子に偶然会ってな。更に偶然バンドリーダー亜矢の親友だからって。
俺は自分で謝るべき場所をその子に押し付けたんだ。
たくと『おっ一夏じゃねぇか!!RUIちゃんに連絡したのかよ!』
あぁ゛゛コイツはたくとで、うちのヴォーカル。なんか解らんが、コイツの家に来ちまった!
俺は邪魔なプライドがあるから自分からは相談出来ない。。
誰かにこんな葛藤を気付いて欲しいのか??
一夏『RUIにはまだ連絡してない…』
たくと『なんっでだょ゛゛゛学校にまで顔だしてたぞ!』
俺の彼女のRUIは、俺が尊敬していたバンドblueprintのヴォーカル。ついでにギターの龍に憧れて、俺はバンドを始めたんだっけ…
昨日、RUIの部屋に龍がいた・・・
っても、バンドメンバー全員の打ち合わせだったみたいだけど…
たくと『昨日電話出来ずにって何度も何度も謝ってたぞ゛゛しかも今日電話切ったんだってな!!』
あれは゛゛本当に偶然で・・・
一夏『あぁ゛゛イラつくから切った』
たくと『なんでそんな事するんだよ。』
一夏『気分だよ…』
たくと『…お前さぁ…。人の気持ちって考えた事あんのか…』
一夏『何がだ?コラァ゛゛』
たくと『RUIちゃんも勿論だけど、亜矢が新曲に駄目だし、した時だって、一方的に帰ってさ』
一夏『あれは亜矢の言い方に問題あるんだ゛』
たくと『友達じゃなかったら…本当に信頼してなかったら、あそこまで言わないよ。何でお前にそれが解らないんだよ゛゛』
クッまた説教かよ…どいつもコイツも