そいつは、一番後ろの窓側の席に座っていて外を眺めていた。
(うー、なんでアイツいるのー。)
またからかわれると思い急いで自分の席に着いた。
(いやなことって重なる・・・絶対なんか言って来る・・・いっつも、しつこい。。)
帰りの支度をしながら、私はいつからかわれてもいいように、反撃の準備をそれなりにしていた。
ガタガタッ・・・
・・・・・・・・・・・。。
(何も言って来ない・・・)
コツコツコツコツ・・・・・
後ろで歩く音が聞こえる。
(よーし、来い!って、今回は新パターン!?)
拳に力が入る。
ガラ・・・・バタンッ。。。
後ろを振り向くとアイツはもういなかった。