三村「なぁ…、頼む…。」
風間「……。
断る。」
三村「っ!!風間君っ!何でっ!?何でなんだよっ!?」
風間「…三村…。」
三村「…?」
風間「俺らよぉ…
積み木を高く積み上げ過ぎたんじゃねぇか…?」
三村「……。」
風間「一番になりたいとばかりに、
積み木を積み上げて、積み上げて、積み上げて…、
あんまり高く上げすぎて…、
もう崩れるのが怖くて怖くて仕方がないんだろ?」
三村「…。」
風間「俺に積み木の積み上げを任せたら、崩れる心配がない…。
お前は俺にそう言ってんのか…?」
三村「…。」
風間「…俺はそういうのが嫌いだから今まで派閥は作らなかった…。
これからもそうだ…。
積み木はもう積み上げないって決めてんだ。」
三村「じゃ…じゃあ…、僕の…。」
風間「…?」
三村「僕の…夢は…、叶わないのか…。」
風間「…わからん…。
だがよ…。」
三村「…?」
風間「その積み木を
崩すのも…
壊すのも…
積み上げ続けるのも…、お前の自由だろ?」
三村「っ!」
風間「いいんじゃねぇか…、もう…。お城作りは…。…まっ、お前の意志でなっ。」
風間はそういうと、
何も言わず
立ち去って行った…。
三村「…俺の…意志…。」
続く