「おかえり!
僕が気付いたとき、となりには小野があぐらをかいて座っていた。「今回はおまえ太い人生本だったもんなぁ。」
人生本…生を受けてから死ぬまでの人生が書かれている本。
「次は俺、人間が いいなあ。出来れば野球選手でアナウンサー嫁にもらってさ!」
人生本は自分で選べないから小野の希望は叶わないだろうと僕は思った。
「じゃあ、俺そろそろ行ってくる!おまえの次の本もうロッカーに入ってたぜ!」
次はどんな人生なのだろうか
「じゃあな!」
小野は行ってしまった。
俺も行ってみるか…今回は赤色か。やけに分厚いな…。
よし、いくぞ!