心に溢れる「大好き」の気持ちを・・・秀への素直な想いを・・・全部ちゃんと伝えることができた・・・。
私の・・・一世一代の告白がすんだ頃・・・
『じゃあ・・・告白してくれたから・・・俺の秘密を話してあげるよ・・・』
そう言って・・・
秀の方から、自分の話しをしてくれた・・・。
『今から話す事は、すっごい重い話しで・・・親にも兄弟にも、友達にすら話してない事なんだ・・・』
『うん・・・いいよ・・・。重くてもちゃんと聴くから・・・』
『この事を話したのは、3人だけ・・・。今までに・・・「結婚しよう」って言ってくれた彼女には話した・・・。だから、4人目だよ・・・』
『私は4人目・・・?なんだ・・・1番じゃないんだ・・・。でも、結婚しようと思ってた彼女にしか話してないような事なのに・・・何で私には話そうと思ってくれたの・・・?彼女でもないのに・・・』
『それは・・・俺のことを凄く想ってくれてるって、わかったからだよ・・・。本気で好きだって言ってくれたから・・・。それに・・・友達以上恋人未満だから・・・かな・・・』
『じゃあ・・・少しは・・・私のことを信頼してるから・・・話そうと思ってくれたんだよね・・・?』
『うん・・・そうだよ・・・』
秀がそう言って・・・私のことを彼女と同じように信頼してくれたことが、すっごく嬉しかったんだ・・・。
ついさっき告白して・・・フラれたばかりなのにね・・・
この瞬間を幸せに想えるなんて・・・ちょっと変なのかも・・・。
だけど・・・
4人目かぁ・・・。
私はね・・・ラッキーナンバーが【4】なんだ・・・。私に幸せを運んでくれる4。
クローバーだって、三つ葉ならどこにでも咲いているけど・・・葉っぱが4枚あって初めて、幸せの四つ葉のクローバーになるんだよ・・・。
だから私は・・・幸せの4人目でよかったって想ってる・・・。