これは僕と高橋と先輩の
会話文である。
ツッコミ所が満載なため、ツッコミをカットしています。
どうぞ好きなときに突っ込んでください。
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先輩「…。」
僕「先輩!話ってなんすか?」
先輩「聞いてくれるか?後輩よ…」
僕「はい!先輩の助けになるなら何だって聞きます!」
先輩「それがな、俺同じクラスの女に告白しようとして正門に呼び出したんだ…。」
僕「え…」
高橋「お疲れーうどん!あれ?何話してるんですか?」
先輩「高橋か…お前に話すことは何もねぇよ…。」
高橋「…悩みごとっすか?」
先輩「ああ…だからお前には…」
高橋「バカヤロウ!」
バシッ!
先輩「ぐはっ!」
僕「!」
高橋「悩みを解決したいなら、何故私に言わんのですか!!」
先輩「高橋…お前…」
ガタッ
高橋「ほら、座ってくれよ。…先輩。」
先輩「ありがとう高橋…実は俺、女を正門に呼び出して告白しようとしたんだ…」
高橋「なるへそ。フラれたんですね?」
先輩「いや…来なかったんだ…。」
高橋「そうだったんですか…それが先程話してた先輩のファイナルファンタジーですか…」
先輩「あぁ…。先輩のファイナルファンタジー。略してSFだ。」
高橋「それはきっと…彼女はこれを使ったんです。」
先輩「こ、これは?」
高橋「透明人間になれる薬です。これ…俺が保健室で手に入れたんですけど、きっと彼女はこれを飲んだんですよ。」
先輩「そうだったのか…」
高橋「でも先輩!大事なのはどう逃げたかではないのです!!」
先輩「何!?彼女は私から逃げたのではないのか?」
高橋「いえ…先輩が楽になる事です…。」
先輩「高橋…」
僕「あ、そうです!薬って…楽になるためのものなんですよ?」
先輩「…君…」
高橋「ほら、先輩!これ飲んで楽になってください!」
先輩「八つ橋…二人ともありがとう!元気になれそうだ!!」
〜次の日の朝〜
僕「た、高橋!先輩が裸で登校してきたぞ!!」
高橋「え?」
僕「お前の透明人間の話信じたんじゃないか?」
高橋「あ!まさか!!」
…
高橋「何してるんですか先輩!!」
先輩「お前達…見えるのか?」
僕「見えてるに決まってるでしょ!!」
先輩「は!もしかして…」
高橋「そうですよ!
カバン持って来ちゃ駄目でしょ!!」
完