次の日、私は遅刻しなかった。
先生の説教もあったし、遅刻なんてとても出来ない。
(私もやれば出来るんだな・・・)
いつも通り寝付けなかったせいで寝不足だった私は、席について朝のホームルームまで少し寝ることにした。
(あー、時間に余裕があるって幸せだなぁ〜)
「ぶっっ、今度はこの時間に寝ることにしたのかよ!」
隣からあの憎たらしい声がいつも通り聞こえてきた。
・・・・・・まるで、昨日のことはなかったかのように。
「・・・・・・。(キタキタ!!シカトだっ!)」
「もう寝たの?すげぇなぁー、さっきうつ伏せになったのに・・・俺のじいちゃんと同じくらいだな。」
周りにいた男子が笑い出した。
「・・・・・・。(っっ!うー、まだ寝とらんわー!!こんな勘違いヤダッ!)」
ガタンッッ!!!