トビラ

少年  2009-02-25投稿
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トビラの向こうに、君。

開けてみるのが怖いのに、

今すぐ蹴破ってでも飛び出したい自分。

なにも言わずに縮こまっていたいのに

大声でなにかを叫びたい僕。

まだ、間に合う。

月明かりに照らされた景色は僕たちのためだけにあると

余裕のない体の片隅で、消えそうになりながら頭に刻みつけてみる。ねぇ、君なら

やっぱりそんな無茶は僕には似合わないと

笑ってくれるよね?

小さな背中へ、大きな愛しさをぶつけてみる。



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