次の日煩わしい全校集会とやらで遅くなって部室に行くのがいつもより遅れてしまった
部室の前に行くと早紀がいた
「何で入らないの?」
「誰か中にいるみたいなんです。」
他の部員は全く来ないのに中に誰かいるなんておかしい
ドアを思い切り開けた
そしたらそこには太って髭の生えたまるで高校生とは思えない老けた男子が寝ていた
「何してんの?」
「いやあ全校集会だるいんで良い寝場所を探してたらここが空いてて」
そいつは部室にあるドラムセットを見て
「お、いいもんあるじゃん」
そういって叩き始めた
啓太は言葉を失った。
高校生の中でもこれだけ上手いドラマーは少ない
「なあ。バンドやろうぜ!」
ここから僕たちは始まった