二人の長い夜?

森田  2006-07-07投稿
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放課後。
帰り道歩きながら俺達は事件について話していた。
竜一『情報を整理しよう。戦争の基本だ』
拓也『戦争じゃないし』
竜一『死んだのは二丁目のおじさん』
名前知らねぇから適当に誤魔化しやがったな。
竜一『爪のような物でずたずたに引き裂かれたようである…と』
拓也『担任が厳重注意ってうるさかったな』決して一人では行動しないこと。夜道は歩かないこと。怪しい人を見たならすぐに110番通報をするなり逃げるなりすること。
竜一『まぁ学校敷地内に死体があったんだからな、そりゃ学校側もあせるわな』
拓也『それでも神経質な言動を感じるよ』
竜一『まぁ犯人を捕まえるにはまだ情報が足りなさすぎる』
こいつは何故捕まえるなんて提案を思いついたのだろうか?
その後俺達は事件の話をしながら家に帰った。
家に帰ると母親の姿はなく、書置きと財布がテーブルに置いてあった。たまにパートに出かけるために出来上がった家のシステムで、勝手に夜食を買って食べていろと言うことだろう。今回も同様で、近くの吉野屋で満足するまで食べる、という方式をとった。



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