私はすごく涙もろい。
漫画でも、TVでも、映画でも、歌でも、感情移入してすぐ泣く。
ワンピースのそれぞれのキャラクターの過去話。
ドキュメンタリー。
ベンジャミンバトンの後半。
KiroroのBestfriend
・・・だけど、それよりももっと泣いたのは一昨日の話。
一昨日。その日は友達が家に遊びに来た。大学受験が終わって、久しぶりに会ったから、他愛ない話がすごく楽しかった。
けど、その時玄関のチャイムが鳴った。家族は帰ってきてないし、無視できないから私が出た。
「はい、どなたですか?」
「・・・・すいません、○×のものですが空瓶を回収にきました。」
その人は前に試供品の牛乳を二つ持ってきたらしい。
もしかして私が家に帰った時、お母さんが試しに飲んでみる?っていってくれたやつかな。そう黙って考えてたら、その人は続けていった。
「・・・・知らないかなぁ?確か前はお宅のおばあさんが出たんだけど。」
その言葉に私は固まった。
・・・今この人はなんていった?
・・・この人はお母さんのことをなんていった?
おばあさんの一言が胸に刺さった。
確かに、前出たのはお母さんだった。お母さんはそういっていた。