一也は、約束通り時間に来た
亜樹は、一也の車の助手席に乗った
「亜樹、元気ないけど旦那さんとケンカした?思い詰めた顔してるよ」
「実はね、、」
「いつもの亜樹らしくないよ!亜樹は、笑ってないとダメだよ」
亜樹は、決心して話すことにした
「ねぇ、私と一也は利害の関係だけどさ、恋愛感情移入したらどうする?」
「それは、ルール違反だよ!そうならない約束の関係で、俺と亜樹は付き合ってるんだしさ」
亜樹は、一也のその言葉を聞いた途端に、涙がポロポロ出だした、、
「亜樹?やっぱりね、、俺に感情移入したからそんなコト言ったんだ。ホントは、俺最近気付いてたから、、亜樹も知ってるはずだよ。俺の女関係、、」
「それは、分かってる、勝手に好きになったのは私だから、、」
「俺には、目標あって恋愛第一じゃないから、特定の相手は目標達成するまでは、作らないって決めてるから、、」
「一也の負担になる付き合いは望んでないよ、、私以外の関係切るなんて無理?」
「・・・」
「ごめんね、迷惑だよね、、」
「亜樹と一緒に居て、スゴイ楽しいし、落ち着くのは、ホントだけど、恋愛感情はないから、、、」
「そういうのって、好きなんじゃないの?」
一也が無言で黙ってしまった。亜樹は、一也の横顔が困ってる様な表情に見えた、、、