雨の日のホーム

すう  2009-02-27投稿
閲覧数[174] 良い投票[0] 悪い投票[0]




僕は
見慣れた駅のホームにいた。

雨が降る音だけが僕の中に響いていた。

アスファルトの強い臭いがときどき漂い、僕の存在が確かにそこにあると云う。


むわんとする湿気の中、ただ呆然とホームに立ち尽くす。

その空間を突き破るようにホームにすざまじい音が鳴り響く。

特急列車が通過します。

そのアナウンスが合図だ。さぁ、ふみだせ。

入場券を握りしめ、僕は...









二度と戻ることのできない一歩を踏み出した。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 すう 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
カレが離さない唇★
★人気の魅惑グロス


▲ページトップ