imitation‥(1)

hari  2009-02-27投稿
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時々 自分が見えなくなる


時々 ふと思う

今の私は、私のimitation


小さいな頃夢みてたの
大人になったら綺麗な自分を欲しい物ばかりで身に付けて、大好きな仕事して毎日充実した日々を過ごすんだって。

私の名前は真希。
デリヘルはじめて一年…
体も心も汚くなった

でもほんの少しだけ
夢みた日々が来るんじゃないかって
この汚れた世の中、汚れた自分に目を背けて‥
そんな甘い夢に現実逃避するんだ


いつも指名してくれる中年の客。
左薬指に指輪して
高そうなスーツきて
社長という肩書きが誇り。
「かずちゃん指名ありがとう。嬉しい‥」
こんな男が社長だなんて、誰かの愛する人なんだって 私の密を飢えたように舐め続ける姿からは考えられない
「お願い 真希タン の中に入りたい‥いくらでもお金なら出すから‥本当に愛しあいたいよ」

理性を失った男の惨めな姿
もう見飽きた‥聞き飽きた
しゃぶりながら、下からあんたの顔を見るのは興奮させる為じゃない
その惨めな姿を見るのが好きなだけ

あんたの左手の薬指をくわえながら体を揺らすのは興奮させる為じゃない
この指にある愛に虚しささえ感じるから‥

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