恋の行方…
恋の最終目的地は結婚であったり、最悪の場合、お互いの同意がある破局であろう。
しかし、自分の場合、彼女の裏切り「二股」だった。
2008年、彼女はMAIと言った。MAIは可愛いかった。MAIを見ると胸が苦しくなった。
ある日、友達にこう言われた。
「最近、MAIと仲良いね。あいつ、二股を3回ぐらいかけたことがある女だよ。この学校にも被害者おるし、男癖悪いよ！気をつけんさい！」
それを聞いた途端、愕然とした。
好きな人が出来たのに…どうすれば良いのだろう…
そして、学祭が終わってから、MAIに告白された。素直に嬉しかった。
友達の忠告を気にせず、僕はMAIと付き合うことになった。
その時の僕は「二股をかけられる方に問題があるんだ。二股をかけられない男になれば良いんだ！」という考え方を持っていた。
それからは必死だった。毎日、片道6キロを、彼女を家まで送るために自転車のペダルを踏んだ。嫌われないように、二股をかけられないように…
時にはぶつかったり、傷つけたりしたが、一緒に楽しい思い出を積み上げた。
しかし、進学のため、遠距離になってしまった。
遠距離になる前日、MAIは「明日から遠距離になるね。私は男のアドレスを消したからね。」
嬉しかった。その覚悟がとても嬉しかった。
僕も携帯に入ってる女子のアドレスを消した。
しかし、MAIは2週間後、男のアドレスを入れたことをMAIから知った。
また、MAIは遠距離のことを忘れるために、あるサークルに入った。
MAIに会いに帰ってきた時、僕は駅で5時間待たされた。その間、MAIはタコ焼きパーティーをしていた。
僕は何なんだろう…
MAIの何なんだろう…
つらかった。
寝れなくなった。
MAIに「泣きたくなる」って言ったら、「泣けば良いじゃん」とまで言われた。
友達の女の子と遊びに行くって言ったのに、男の家に遊びに行った。しかも、知らない男と抱きあったし、もう付き合っているとMAIから聞いた。
そこで僕とMAIの関係は終わった。
何が正しかったのだろうか？
風の噂で、MAIは他の彼氏が出来たらしい。
一方で僕は人間不信になった。
これが二人の恋の行方である。
[162] 
[0] 
[0]
