感情を込めたその純粋な瞳に
映る私の顔は
真直ぐに見れなくて
私は目を逸らした
もう愛せないだろう君の
それでも淋しげな君の
わずかな心の隙間に
私は止どまる勇気は無かった
そして、私は無言で立ち去った、
君はしばらく考えて
私の背中に声を掛けた
『よかったら…やり直したい!』
思わぬ言葉だった…
私は立ち止まり、
君に涙を見られないよう振り返ることなく言った
『そんなことできるわけないでしょ!私が浮気して、その男にフラれて…許すなんてあんたバカだよ!』
『そうだけど、反省したんでしょ?僕の事まだ好きだから今日会いに来てくれたんだよね?』
『…』
私は何も言えなかった
無言の私に君は駆け寄り、抱き締めた
背中から伝わる温もりは、
懐かしくて
背中から伝わる温もりは、
安心できて
なんて温かいのだろう
許してくれる君の優しさに
私は戸惑いながらも、
静かに寄り添った