別れ話をしようと会いに行って

キイロイ  2009-02-27投稿
閲覧数[370] 良い投票[0] 悪い投票[0]

感情を込めたその純粋な瞳に

映る私の顔は


真直ぐに見れなくて

私は目を逸らした

もう愛せないだろう君の


それでも淋しげな君の

わずかな心の隙間に

私は止どまる勇気は無かった


そして、私は無言で立ち去った、

君はしばらく考えて

私の背中に声を掛けた

『よかったら…やり直したい!』

思わぬ言葉だった…


私は立ち止まり、
君に涙を見られないよう振り返ることなく言った

『そんなことできるわけないでしょ!私が浮気して、その男にフラれて…許すなんてあんたバカだよ!』

『そうだけど、反省したんでしょ?僕の事まだ好きだから今日会いに来てくれたんだよね?』

『…』
私は何も言えなかった

無言の私に君は駆け寄り、抱き締めた

背中から伝わる温もりは、

懐かしくて

背中から伝わる温もりは、

安心できて


なんて温かいのだろう


許してくれる君の優しさに

私は戸惑いながらも、


静かに寄り添った


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 キイロイ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ