ありふれた出逢いをしたキミに僕は 本気の恋をした。
一目惚れ なんて信じない僕がキミに一目惚れしたのは8月の初め頃…
他の人がどうだか知らないが僕はキミに一目で恋に堕ちた。
殆ど「可愛いね」しか話せないという自分でもヤバいと思える状況…ウソ臭いよな…
どう考えても上手くいきっこない!まぁ、上手くしようだなんて思わなかったけれど
嫌われたくないなぁ〜って切実に考えたんだが「可愛いね」が我慢出来ずに口から出てしまう…
なんてアホなんだオレわぁ〜!と心の中で叫びつつ見た目はクールを装うオレ♪
いやいや…怪しすぎるから…
彼女の名前は?千尋?名前まで可愛いと思ったが 既にテンパってるオレは…可愛いばっかり連呼してたらダメだ!と思い「千尋?なんか古臭い名前だなぁ〜お婆さんみたい」…
違うだろ!違うよオレ!方向転換失敗してんぢゃん!
どこに行こうとしたんだ!
「ひどい!確かに古いけど?千と千尋の神隠し?の千尋と同じ字なんだよ〜可愛くないのも同じだけどさ」
何言ってんだよ!オマエはメチャクチャ可愛いっつーの!と心ん中でわ思ったが
実際に口にした言葉は「アハハ♪ウケる」
アハハ♪ぢゃねーよ!笑うとこか?バカなの?オレ!?
そして他愛のない話を続け 二度と会うことも無いんだろうな〜とか何か胸がギュッと切ない気分になった…
「カラオケ行こうぜ!」え?なんで…何言ってんの自分…
「いいよ♪」
え?いいの?
そんな感じで外を歩き出すオレと千尋
早歩きなオレに数本遅れがちな彼女に
手を差し出して「ほら、手繋げよ」とか…何キャラですかオレ…
「いいの?わぁ〜ぃ♪」と言って 触れる柔らかい手
何なの?え???何なの?
でも、ヤバい嬉しい…つか嬉しい!
アレ、でもさ〜
オレ女の子とカラオケとかイキナリ歌えないんだけど…とか今更 気付く…
「やっぱり遊園地行かね?」
何故そこで遊園地!
「いいよ♪」
何でいいんだよ!!とか思うも遊園地に向かうオレたち
でもさ?
アソコに行ったから
始まったんだと思う
場所が どうこうじゃなくて
距離感からか…キミが話してくれたキミの事と 浮かれた気持ちから目覚めたヒネクレ者のオレが居たから 始まった…
終わりが決まってるのに本気になった。
キミとの恋