時と空の唄12-11

花神ミライ  2009-02-28投稿
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「――っ!?」
最初にその異変に気がついたのはラウフだった。
「ラウフさん?」
「雪、ランス…こりゃマズったぜ…」
雪が不思議そうにラウフを見上げるとラウフは顔に焦りの色を浮かべていた。
「マズったって…」
ランスォールが言いかけてやめた。
どうやらランスォールも気づいたらしい。
「なんだ?」
シドマはキョロキョロとランスォールとラウフを見た。
「…囲まれました。」
雪は武器を片手に言う。
「囲まれたって…」
誰に、という前に2つのドアが開いた。
片方はシーラとフォーがいる方。
問題はもうひとつだった。「銀髪の女は生け捕りにして他は殺せ!」
黒スーツの一人が叫ぶと他が一斉に襲いかかった。
「レミスさんとシドマは私の後ろに!
『大地よ 我が声に呼応せよ』!!」
シーラが唱えると岩で出来た槍が黒スーツを貫いた。
「『受けよ 氷霊の旋律』」
雪も負けじと術で敵を蹴散らしていく。
「いくぞランス!」
「ああ!」
ランスォールとラウフのコンビネーションアタック。
着々と敵の数を減らすが余りにも数が多い。
フォーも加勢してくれたのだが状況は相変わらず不利なままだ。
その時、ランスォールの取り逃がした敵が一人レミスに向かって行った。
「ぐわああっ!!」
「親父ッ!!」



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