凜と話さないといけない人とは、有栖だった。黙ってままじゃいけないと思った。傷付けちゃうかもしれないけど、伝えないといけないことだと思うから、有栖の部屋に行って、中に入れてもらい、有栖に母から聞いた事を話した。有栖は辛くて、泣いてしまった。
凜「ごめんね。そんな子と、仲良くしたくないよね?」
有栖「ううん。親が殺したわけであって、凜は関係ないよ。だから気にしないで!」
凜「うん…ごめん!」
そう言って、部屋を出た。有栖の部屋の前で凜も泣いていた。(有栖姫の言ってる事は全て嘘の気持ちだってわかってる…私から離れなきゃ。一人の弟を殺してしまった…例え、私が殺してなくても、私が殺したのと同じだよね。悠と同じなんだ。私はもう、姫にも純にも会ったりしない。辛くなるだけだから。今まで、ありがとう。)
有栖「凜、まだいる?」
いたけど、いない事にして、自分の部屋に戻った。そして、布団の中へ入って、そのまま寝た。朝、大きな声が聞こえて、起きた。窓を開けて、下を見たら、そこに……
つづく