騒いでいた三人が、星と有栖の方を見た。
果穂「二人とも、どうした?」
奈々瀬「仲間だって思えないってどういう意味なの?」
星「凜と有栖姫の様子がおかしいと思って、聞いてみたけど、二人とも話してくれなかった。」
果穂「二人がないって言うんだから、本当にないんじゃない?」
奈々瀬「私もおかしいって思う。」
星「本当に、何があったの?」
有栖は、凜に話された事を四人に言った。
奈々瀬「それを言えるって凄いことじゃない?凜、悪くないじゃん!どうして凜が苦しまなきゃいけないの?そんなのおかしい。」
有栖「わかってる。けど、どうすればいいか、わかんなくて…。」
奈々瀬「凜と話し合わないと、何もわかんないままだよ!早く凜の所へ行ってあげて!」
有栖は奈々瀬に言われて、走って、凜の部屋に向かった。
有栖「凜、伝えたい事がある!」
凜「何?」
有栖「私は凜のせいだなんて思ってないから!だから私の側にいてほしい!」
凜「私は姫といてはいけないの!」
有栖「いつも、凜の明るさ、言葉に、たくさん元気も勇気ももらってた。その明るさ、私から消えてほしくない!私から離れないで!」
凜「何もわかってない!ほっといて!」
有栖「凜が仲良くするって言うまでここにいる!」
凜「勝手にすれば?」
有栖「勝手にする!」
有栖は部屋の前でずっと待っていた。朝になって、凜は部屋から出た……
つづく