凜が紹介したのは、由奈だった。
奈々瀬「見たことない。」
有栖「純とよく喋ってた子だね。」
凜「今から、由奈が話します!」
皆は、由奈の方を注目した。
由奈「私はずっとこの城にいたけど、私の事は誰も知らなくて、見たことないってよく言われます。それは、いつも一人でいたからです。その時に凜が初めて私に声をかけてくれたんです!本当はとっても嬉しかったんですけど、その時は友達はいらないと思っていたので、きつい事ばかり言ってしまいました。私は自分の気持ちに素直になれない子です。こんな私ですが、仲良くして下さい!」
果穂「これからは私達に何でも頼ってね。」
凜「2つ言っとくね。敬語は使わない、呼び捨てで呼ぶこと!」
由奈「ありがとう。名前、わかんない。」
凜「こっちは奈々瀬。あっちは星で、馬鹿って覚えといて!」
星「馬鹿じゃないからね。姫の事は、有栖って呼ぶんだよ!」
凜と星で名前を由奈に教えた。凜は由奈の顔を見て、笑ってる顔初めて見たって思った。いつもは純といる時、怒ってばかりで笑顔なんてなかった。笑ってる顔の方が、一番可愛いと思っていた。
夜になって、七人は自分の部屋に戻った。しかし、一人一人悩みを抱えていた。七人で一つだったのが…
つづく