人形たちは食事と入浴を済ませた後…
寝る前のひとときを過ごした。
子供たちにとっては、ママと過ごす始めての夜である。
タップリと遊んだ後…
ママとお揃いのパジャマを着て、暖かいベッドに入る子供たち。
丸いバスケット形の特製豪華人形用ベッドにそれぞれ、10体ずつ円になって眠るのだ。
クゥー、クゥー
静かな部屋に響く、子供たちの可愛い寝息。
甘えっ子のキディだけは、エルファママの懐に入っていた。
優しいママに抱かれないと眠れないからだ。
「ワタシダケノ、カワイイカワイイ、キディ。
イイ、ユメヲ、ミルノヨ」
可愛い寝息を立てるキディを撫でながら、優しい言葉をかける。
ぐっすり眠るキディ。
クゥー、クゥー
ミャミャー…
独り言か?
これが又、可愛い。
クゥー、クゥー
キディは思っていた。
優しくて…
暖かくて…
世界一、ステキかエルファママ。
オヤスミナチャイ。
ミャミャー…
ミャミャー…