……どれくらい歩いたのだろうか?
何分?何十分?何時間?あるいはもっと……
時間の感覚さえ無くなる程歩き足には乳酸がたまって
一歩一歩を踏み出すのが辛く
もはや何かを考えることもままならなくなっていた
そんな時だった
僕は見たのは
網の目の森の先に森の中とは思えない程眩しい光りを
僕はただ走った
がむしゃらに
疲れていた事さえ忘れ
その先に何が待っているか?等という疑問ももたず
その光りを目指し
そして僕はたどり着いた
その場所に
この夏の思い出の中で1番心に残るであろう場所に………