あの日の夜?

 2009-03-04投稿
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その夜の出来事以来 私にとってキョウは大切な存在になった。 親友…もちろん今までも大事な友達だった。けれどそんな言葉すら軽々しく感じる程大切な存在。自分を犠牲にしても私を守ろうと必死だったあの叫び声は今でも昨日の事の様にこの耳に残っている
空気が冷たくなるこの季節になると私の胸をしめつけながら鮮明に蘇ってくるのだ

「仕事どう? 続きそう?」「何かうっとうしいけど… とりあえず続けてみる」
もうすぐ18歳になる私達は自然と仕事は頑張ってみようと考える様になった。
中学卒業以来 ただ遊び続け バイトもヘタすれば毎月変わっていたし 好き勝手な毎日を送っていた
普通に仕事を続ける事が普通ではなく とても大変な事で身をもって今までの甘さを痛感する

お互いの地元で働きだした為 以前の様にキョウと頻繁に会う事は難しくなった。
でも電話ではよく話し三時間は当たり前に話し続けた
仕事の事 恋の事 流行りの歌の事 最近の出来事 いくら話しても話したりない位 夜中までずっと話した 笑ったり泣いたり…
あの頃は時間単位で周りの環境が変化していた様な気がする。

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