――いつからなのか、分からないけど。
君のことを、よく考えるようになった。
今、この時、この瞬間に君が何をしているのか、気になるようになった。
――いつからなのか、もう忘れちゃったけど。
君を護りたいと思うようになった。
どんな不幸を相手にしても君を護り通せるような、そんな力が欲しくなった。
君がしていることなんか分からないけど、君を護る力なんてまるで無いけど。
――ただ、君が、好きなんだ。
そんな気持ちだけが、僕の心臓の辺りを渦巻いている。