俺は遠くからYUKIと奴が話すのを眺めていた。
俺は今何をしているんだろう。
ほんの数時間前まで一緒にゴロゴロしたりキスしたりホントに幸せな時間をYUKIと過ごしていたのがまるで夢の様な感じがした。
今、俺の目の前でYUKIが知らない男と一緒の車で話してる。
その状況に流石に耐えられなくなった俺は車に乗り込んだ。
YUKIは俺とも奴とも口を聞かない。
ずっと黙ってるYUKIにも、浮気されているのにも関わらずずっとYUKIの機嫌を取っている浮気相手にもイライラしていた。
しばらく黙って話しを聞いていた俺だがついに我慢の限界が来た。
俺「YUKI、何か言う事ないんか？」
YUKI「……」
俺「ずっと黙ってる気か？黙っても何も解決しないの分かってるよな！」
YUKI「……」
俺「もう何が起きてもビックリしないからとりあえず何か言ってみ！」
俺も奴も何も答えないYUKIに困り果てていた。
俺は浮気相手と２人で車を降りた。
俺「YUKIとはいつ頃から関係があるん？」
相手「２年ちょっと」
２年前なんて俺はYUKIと殆ど毎日会っていた。
俺「よく会ってたん？」
相手「頻繁に会いだす様になったのは１年前くらいから。その前は殆ど会えなかった。」
俺が東京に行ったちょうどその頃である。
流石にショックだった。
YUKIに限ってそんな事…。
人目をはばからず俺の目には涙が流れていた。
続く…。
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