『』
夢なんじゃないか。
きっとこれは夢だよ・・・。
この間彼氏からの急な別れ話。
そして・・・裏切り・・・・。
『知らない』
何で・・・?
まだ忘れられないの・・・。
私はこんなに想ってるのに・・・・
こんなのってない・・・・。
どうしても学校になんか行く気になれなくて、今日はずる休み。
お母さんには適当に具合悪いといって誤魔化した。
その日はずっと布団の中で何をするのでもなく寝転がっていた。
ーーーーーーーーーーー・・・・・・・
『かーいっ!!!!』
ガバッ
可唯「はぁ・・・・。」
後ろから声がしたと思えば急に後ろから抱きつかれた。
夏なのに暑苦しいッたらない・・・。
可唯「何〜。」
『彼氏にデートドタキャンされたのぉ。慰めて★』
可唯「俺、彼氏もちの女興味ないんだよね。」
『じゃあ私が彼氏と付き合ったら私だけ見てくれる??』
可唯「あー・・無理。俺1人の女に執着できねぇの♪」
『可唯って1人の人本気で愛したことないんだぁ。』
可唯「・・・・・・。」
『ま、いいや。他の人に慰めてもらうもん。ばいばぁい。』
1人の女を愛する・・・ねぇ・・・・。
前は・・・・ココまでじゃなかった。
好きな奴だってできたし、
コイツなら一生一緒に居たいってほど愛した奴もいたし。
でも・・・・もう昔のことだし・・・・。
そいつを失くして・・・・・
俺は人を愛する気持ちも失くした・・・・。