「こうすけ〜、待ってよぉ〜。」
浩輔、優美、チェリーは海に来ている。3人は鬼ごっこをしている。優美のリハビリにもなる。優美は一生懸命。浩輔、チェリーに早く追いつきたいから。
「待たないよ〜。ねぇ、チェリー。」
「わん。」
「えぇ〜、待たないの〜。」
「俺、疲れたぁ〜。優美休憩しよう。」
「優美も疲れたぁ〜。浩輔もうおじさんだもんね。」「うわぁ〜、ひどいな〜。」
「だってホントの事だもん。」
「確かにね。」
「でしょー。」
「ほら、夕日きれいだろ。」
「うわぁ〜、きれいだね。」
「優美、海で夕日を見るの好きだよ。」
「そういうと思った。」
「何でわかるの?」
「何でも。」
「教えてよ。」
「分かった。教えてあげる。」
「優美が入院中に引きだしの中に一枚の写真があった。見たら海の写真で夕日が撮ってあった。」
「だから、優美は海で見る夕日が好きなんだなぁ。って思ったんだよ。」
「浩輔さぁ〜、引きだしの中に写真だけ入ってた?」「うん。写真だけだよ。」「どうしたの?」
「いや、何にもないよ。」「そろそろ、帰ろっか。」「うん。そうだね。」
引きだしの中に入っていたのは写真じゃなかった!!!
そう、一枚の手紙が入ってあった。浩輔は、手紙を読んでしまった!!!
それは元彼に宛てた手紙だった。