そういうわけで。
私は遊里の彼氏であり
私の幼なじみである、
崎山聡をマックに呼び出した。
「んだよ美月…急に呼び出して」
私はコーラを飲みながら話し出した。
「聡さぁー…最近、遊里とデートとかしてないでしょ?」
聡は目を丸くした。
「なんで美月が知ってんだょ…遊里から聞いたのか?」
赤くなりながら聡はつぶやいた。
「ううん。女の勘。」
私は適当に嘘をついた。
それからまた聡の方を見た。
「デート、誘ってあげなよ。遊里に嫌われるよ。」
「だってさぁー…どうやって誘えばいいのか…わかんねーんだよ…」
聡は顔を真っ赤にして言った。
なんか、かわいいトコあるなー。笑
「ふつーに誘えばいーじゃんか。メールとか。」
「…わかった。んぢゃあ今度の土曜空いてるか聞いてみる!」
「土曜は遊里空いてるよ。」
聡はまた目を丸くした。
「お前はなんで遊里のスケジュールを知ってんだよ!」
「………親友だから…?」
「はぁー?意味わかんねぇ。ま、別にいいけど。」
私は遊里の1ヶ月のスケジュールをすべて遊里にたたき込まれた。
すべてはデートのため。
そして私と聡はしばらく話をしてマックを出た。
さて。
聡は遊里をデートに誘えるかな?
明日がチョット楽しみになってきた。