幼少の時2
私は両親が離婚したので、母親の所に兄と一緒に生活していた。
父親が元々会社を経営していたせいか、生活は悪いものではなかった。
離婚後、どうやら会社は倒産したらしいが、、母親が勤めをはじめてくれたお陰で幸せに生活できた。
母親が仕事から帰る時間になると、帰り道で待ち合わせして買い物に一緒にでかけるのが楽しみだった。
なぜか兄は、いつも遊びにでていて留守だった。
母親は目の前にある愛で、私に安心感をもたせてくれた。私は、何も反抗することなくおとなしくいつもついていった。
記憶の片隅に、嫌な辛い記憶がある。
毎日泣いてた記憶。。とても泣き虫で、朝隣のお姉ちゃんと登校するのに、会うと。。「また、泣いたの、目が腫れてる」って、言われてた。
もう今は、なぜ泣いたのか忘れてしまったが、泣き虫だったらしい。小さな心はすでに、枯れていたような気がする。変わった人間性はこの辺りから形成されたんだと思う。
ただ愛がほしかったから、ママに叱られても捨てられたくなかった。
仕事や家事で育児まで手がまわらない母親に必死でしがみついてたのかもしれない。
愛をもらうために。