『』
次の日私は学校に行った。
滅多に休まない私が急に休んだということで皆心配してたみたいで
『どうしたの?』『大丈夫?』と声をかけてくれた。
自分の席に行くと私より遅れてきた親友の心が駆け寄ってきた。
心「あんた、何休んでんのよ!!心配したじゃない!!」
憂「・・・ごめん。心ちゃん。・・・大事な話があるの。聞いて?」
心「・・・・・?」
私は心ちゃんに全部を話した。
別れたことも・・・口実だったってことも・・・。
私が話してるとき心ちゃんは何も言わなかった。
黙って話を聞いてくれて、少し気が軽くなった気がした。
話し終わった頃心ちゃんは私の頭をぐしゃっとした。
憂「?!」
心「よく・・・耐えたね。私ならその場で男の事ひっぱたいてた。」
何でかな・・・・。
いつも気の強い心ちゃんがその時言った言葉はすごく柔らかかった。
憂「(笑)」
この日は何事もなく過ぎていった。
家に帰って携帯を開いたときだった。
『着信1件』
誰だろうと思い携帯のボタンを押した。
憂「・・・ッ。」
『着信 080-6543-XXXX』
アドレス帳から消しても覚えてるこの番号・・・・
別れた・・・・あの人・・・・・。
今更・・・何・・・・?
私は携帯を閉じてベッドに投げつけた。
どんなに忘れたくても今でも心に残って離れない。
私は無意識にリダイヤルを押していた・・・。