悲しいとか
涙が出てくるとか
そんなんじゃなくて
かといって
楽しいとか
声をあげて笑うとか
そんなんでもない
いつも隣にいるものが
ふっとどこかへ行ってしまう
小さな温もりでも、
大きな消失感。
それに怯えているのかもしれない
でも知ってる
君は消えない。
何も話さなくても
気持ちを囁かなくても
ただそこにいてくれるだけで
君を照らす
やわらかな陽射しにだって
君を包む
あったかい風にだってなれるんだ。