中学二年生クラスがえもして、また新しい日々が始まった。
私は新しい恋をした。
野球部の男の子だった。
その恋は順調に進み、私とその男の子は、付き合う事になった。
その彼は、いつも私を喜ばせる事を沢山言ってくれた。
でも、その彼は皆に優しくて、私は彼女という気がしなかった。
その頃、一安はあまり学校には来ていなかったが、毎日の様に私に電話をしてきてくれた。
一安はまだ私を好きだと言ってくれた。
私に彼氏が居るのも知っていたが、彼氏と別れて、自分の所に戻ってきて欲しいと言っていた。
私はずっと断り続けていた。
ある日私の彼が、自分の友達に一安の悪口を言っていたら、たまたま一安の後輩が聞いていて、彼は一安に呼びだされた。
放課後、中学校側の公園で彼と一安は殴り合いの喧嘩をした。
その喧嘩を先生が止めに行ったが、学校に戻って来たのは彼だけだった。
私は彼に謝ったが、彼は私にお前は悪くないと言ってくれた。
彼も一安も大きな怪我は無かった。
その日の夜私は一安に電話した。
「一安ごめんなさい」
私はとにかく謝らないとと思った。
「別にお前の為に喧嘩した訳じゃねーよ。お前どんだけ自信過剰なんだよ」
一安は笑いながらそう言ってくれた。
「ごめん」
だから私も、少し謝るのが恥ずかしくなった。
私が一安とやり直さない理由、一安は私を振る時、自分の友達が別れたから俺も別れると言った。
付き合う前とはぜんぜん違う、一安ねその気持ちの軽さが許せなかった。
でも、一安の気持ちは1つも変わっていなかった。
次の日、私は彼に振られた。
「もう、俺喧嘩とか面倒臭いの嫌だから」
理由はそれだけだった。
私のせいじゃないと言ってくれた彼の心は、ホントは私を攻めていた。