すべてが運命なら

春樹  2009-03-07投稿
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中学二年生クラスがえもして、また新しい日々が始まった。

私は新しい恋をした。

野球部の男の子だった。

その恋は順調に進み、私とその男の子は、付き合う事になった。

その彼は、いつも私を喜ばせる事を沢山言ってくれた。

でも、その彼は皆に優しくて、私は彼女という気がしなかった。

その頃、一安はあまり学校には来ていなかったが、毎日の様に私に電話をしてきてくれた。

一安はまだ私を好きだと言ってくれた。

私に彼氏が居るのも知っていたが、彼氏と別れて、自分の所に戻ってきて欲しいと言っていた。

私はずっと断り続けていた。

ある日私の彼が、自分の友達に一安の悪口を言っていたら、たまたま一安の後輩が聞いていて、彼は一安に呼びだされた。

放課後、中学校側の公園で彼と一安は殴り合いの喧嘩をした。

その喧嘩を先生が止めに行ったが、学校に戻って来たのは彼だけだった。

私は彼に謝ったが、彼は私にお前は悪くないと言ってくれた。

彼も一安も大きな怪我は無かった。

その日の夜私は一安に電話した。

「一安ごめんなさい」

私はとにかく謝らないとと思った。

「別にお前の為に喧嘩した訳じゃねーよ。お前どんだけ自信過剰なんだよ」

一安は笑いながらそう言ってくれた。

「ごめん」

だから私も、少し謝るのが恥ずかしくなった。

私が一安とやり直さない理由、一安は私を振る時、自分の友達が別れたから俺も別れると言った。

付き合う前とはぜんぜん違う、一安ねその気持ちの軽さが許せなかった。

でも、一安の気持ちは1つも変わっていなかった。

次の日、私は彼に振られた。

「もう、俺喧嘩とか面倒臭いの嫌だから」

理由はそれだけだった。

私のせいじゃないと言ってくれた彼の心は、ホントは私を攻めていた。



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