存在?

 2005-11-13投稿
閲覧数[570] 良い投票[0] 悪い投票[0]

麻理子がバスケ部に入った。あたしはバスケをやりたい訳じゃないけれど麻理子につられて入部した。美香も入部した。美香はみるみるうちに上手くなった。麻理子は言い出しっぺのくせにすぐに辞めた。あたしは美香がいるから続けていいやって思って続けた。親にバッシュとか買ってもらったのに辞めたいとか言ったら悪いと思ったから。けど美香はレギュラーにも入り試合で活躍するようになった。あたしはさぼりがちになっていたからレギュラーがとれないのも当たり前だった。あたしは自分が悪いのに自分の事を「取り残されてかわいそうだな」って思った。美香はバスケ部にたくさん友達を作ったし、麻理子は持ち前の天然さで男子にモテてたし、菜々子は楽しくやってるみたいだし。あたしは学校で楽しくもないのに周りの雰囲気を壊さないようにただ笑顔を浮かべるだけになった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 A 」さんの小説

もっと見る

エッセイの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ