娘のいる病室は、
NICU
と言う、新生児ばかりがいる病室だった。
娘はその病室の中では、少し大きい方だったらしい…
でも、親としてはやっぱり、いくら大きいとは言え、心配なのは事実だった。
そんな心配をよそに娘は、日に日に大きくなっていった。
生まれて、4日目には顔が見れるようになり、点滴もすぐに取れて、保育機のなかで抱く事が出来る用になった。
だが…口にはまだチューブが繋がっている。唾やミルクを飲み込むことが出来ないかららしいが…
可哀相だ…
生きるために仕方ないといえ、普通の子供じゃ考えられない苦痛を味わっている私の娘…
泣き声も微かにしか聞こえない…
本当に普通の生活がこの子は出来るのだろうか…
そんな、不安な毎日を送った…
20日ぐらいたっただろうか…
やっとあの保育機から出て、自由に触る事も抱く事も出来るようになった。
体重はまだ2000?…
まだまだ家には帰れそうにない…