最終戦闘少女イザナミ-30

和洋折衷  2009-03-07投稿
閲覧数[498] 良い投票[0] 悪い投票[0]

何れにしろ、「計画者」達にとって、情報の真偽は、さしたる問題ではなかった。大量破壊兵器を隠している、というプランに基づく必要があるだけだった。
世界は一気に対テロの潮流に傾き、ひとつの文化を殲滅しようとした。 すべては「計画者」の、プランのとおりに。


日本。
奈美は、しばらく自宅で休養をとっていたが、久々に外出をした。

奈美は、あの不思議な出来事以来、さらに不思議な現象を体験していた。

街にでても、自宅でテレビ、ラジオを視聴していても、自分に呼び掛ける、あるメッセージが存在することに気付いた。

最初は、気にしすぎだと思った。
しかし他人にはどうみても、ただの宣伝や音楽、映像に過ぎないのに、自分に対しては、具体的に明らかにメッセージとして語りかけるのである。
まるで啓示であった。
例えるなら、日銀総裁が会見で、何かを言う。
通常人には、ただの会見だが、その中には特定の暗喩やキーワードが含まれ、ある人には伝わり、投資家はそれを必死で読み取ろうとするなどは、初歩的な例であろう。




i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 和洋折衷 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ