でももし…相手がこの学校の子だったら……あたしはその子とは一生仲良くできないかもしれない。
「あたし知ってるよ!!」
えっ!?
その声に振り向くとそこには同じクラスの立松亜美がいた。
亜美とは小学校からの友達でたくさんの情報を取り入れててとても頼りになる子。
「知ってるって優介くんの彼女?」 何だか楽しそうに聞く千依ちゃん
「うん。あたしも噂で聞いたんだけど…聖女学院の1年生らしいよ。」
「えっ聖女学院ってすっごい金持ちで超頭のいい娘しか入学できないとこじゃん!!」
そうなんだ…
そんなかわいい娘が優介の彼女……
「名前は…『環菜』でその環菜って娘から優介くんに告白したらしいよ。」
「そうなんだ〜優介くんもやるねぇ〜!!」
「ちょっと千依…夏海のことはいいの?」
「ごめん、それで夏海は優介のこと好きなんでしょ?」
「うん……好き。」
好きだけど………