＊プロローグ＊
ドンッ
｢‥った‥｣
｢あははっ♪いい気味｣
｢‥美羽？｣
｢気安く呼ばないでくんない？うっざーい｣
｢ねぇなんでよッ！あたしら友達じゃなかったの！？｣
グイッ
美羽はあたしの胸ぐらを掴んだ。
｢友達？笑わせないでよ。利用しただけよ｣
｢え‥？｣
｢まだ分かんないの？あたしね、あんたのこと嫌いなの｣
クスッと笑って、あたしの腹を蹴る。
｢‥っ‥！｣
｢やっと意味わかった？んじゃーね♪｣
朝倉 美羽。
あたしの友達だった人‥‥。
ずっとずっと
信じてた‥。
美羽は絶対に
裏切ったりしないって思ってたのに‥。
｢早紀っ！｣
｢あ、春樹‥｣
｢何したんだよ‥誰かにやられた‥？｣
｢うん‥｣
ギュッ
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