辿り着いたら…。(前)

キユデヒ  2009-03-09投稿
閲覧数[823] 良い投票[0] 悪い投票[0]

大雨…。



車のワイパーがぶっ飛ぶ
ぐらいの勢い…。






カーステからはパンク…。好きな曲鳴らしてる…。





豪雨…。





彼女との約束…。
仕事がなが引いてしまったマンションの営業…。





暴風雨…。






苦情も多い…お客さんからのクレームを伺いに…。
急な電話…君への
誕生日プレゼントを車に乗せたまま…。






ごめん…一時間以上は遅れそう…。





雷雨…。





「うん…わかった…。」







本当は君にプレゼントと
別に…プロポーズしようと考えていた…。







仕事は順調とまではいかないがやりがいはある。
二人で幸せな家庭を…。







君の笑顔に会えば一日の
疲れが吹っ飛ぶし…。
嫌な事忘れる。





焦る思いと裏腹に大雨は、道をふさいでいる…。
ハンドルに力が入る。





プロポーズの言葉を
頭の中にしまい込んで
緊張しないように…。





美菜子…あと少しだから
車で高速かっ飛ばして行くから!





色々な事、考えた…。
もう、どれぐらいかな…。車を走らせて…。
そんなに遠くはないと思うが雨のせいでアクセルを
緩ませて走るからか…。
なかなか、辿り着かない。













i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 キユデヒ 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ