繰り返す過ちも濁るこの気持ちも忘れはしないから――
雪解けて季節も春に向かい始めたのに
あたしの心は重く冷たい雪のなか
繋いだ手を離す勇気がでなくて
まだ貴方はあたしの隣
もう 愛すら感じないのに
空気のように纏わり付き離れない
そう 未練はないのに
酸素のように必要としてしまう
最後の過ち あの時 あの手を離していたら
未来は変わって 他人になれたはず
窓辺に凭れて 桜の花びら 散るのを眺めるだけ
あれから目覚めない貴方 待つことにも疲れた
もう 愛すら感じないのに
空気のように纏わり付き離れない
そう 未練はないのに
酸素のように…
もう 冷たい掌を掴みたくはないのに
あたしを呼んでる気がして
そう 全ては過ち
軽く捨てられたなら
この苦しみは消えるのに...
貴方が接がれない。