「麻美さん、次のお客さん120分で入ってるからね」
ごく普通の家庭で育ち それなりの大学を出た私。
お金があれば 満され 何だってできた。
お金は私を、 裏切らない。
たった一人 お金の様に裏切らない 恩師がいる。
「麻美!今度の休み、飯でも食べにこないか?嫁さんも、麻美に会いたがってるぞ」
「うん!先生!会社が終ったら電話するね。」
時々行く 恩師との食事が、人間らしくなれる時間だった。 また、この私を救えるのもこの恩師だろう。
赤ちゃん。 あの120分の時だろう。
ゴメンね? 私じゃ あなたを 育ててあげられない。
「先生、、、助けて?くれる?助けて、、、」
もう四回目の中絶。
「麻美?なんで、この間来なかった?お前の好きなワイン用意しただぞ!」
「急に行けなくなっちゃって。ゴメンね。せんせ。今日は飲もうね。」
心配して 先生が お店の用意したアリバイ作りの電話に電話してきた事 お店の人に聞いてたよ。
心配してくれて、
ありがと。
そうだよ。 心配してくれる人 居たんだよ。
何時だって せんせ。 心配してくれたもんね。 私 せんせ 裏切ってるのにね。
お父さん、、、 って 今度 呼んでみたいな。
お父さん、、、 もう こんな 人生やめて 私頑張ってみたい。
お父さん、、、 私を止めて。
お父さん。
明日で最後ね。
「麻美さん、今日で終りだね!人気あったのにぃ〜、また、気が向いたら戻っておいでよ!」
「いえ。」
「最後の120分!頑張って!」
今度は 気をつけよう。また 120分のあいつ。 蹴っ飛ばしてやろう。 最後だし、、、
ガチャ、、、
「麻美で〜す、、、」
「せんせ? お父さん、、、。」
お父さんは 120分 だ。い。た。、、、
テーブルには三万円