すべてが運命なら

春樹  2009-03-11投稿
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「誰?」

男性の声。

「そっちが誰?」

私は聞き返したが、なんだか聞き覚えのある声。

「そっちが誰?」

質問返しの男性の声。

「一安?」

疑問形だったが、間違いないと思った。

「は?チゲーよ」

男性はそのまま電話を切った。

次の日の昼間にまた同じ番号から、着信が入った。

「つーか誰?」

男性からの質問。

「あゆだよ、一安でしょ?」

私は少し怒りながら、しつこい一安に同じ質問を繰り返した。

「もういいよ、一安でしょ?」

三度目で、要約一安は認めた。

その後すぐ学校があった私は、直ぐに電話を切った。

学校が終わり、私は友達と近くのカラオケに行っていた。

そこに一安からの着信。

私は、外に出て一安からの電話にでた。

「なに、やってんの?」

一安が聞いてきた。

「友達とカラオケだよ」

そのまま答えた。

「じゃぁ、お前さ俺と付き合わないの?」

一安からの突然の告白だった。

「は?意味がわかんないよ」

私はビックリしていた。

「お前、俺と付き合っちゃえよ」

少し笑いながら一安が言った。

「いいよ」

その時私は、昔と変わらない一安の告白が嬉しかった。

勢いもあった。

それに前の彼との関係も終に出来ると思った。

「じゃぁ、明日また電話するよ」

一安は嬉しそうに、そう言って電話を切った。



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