テスト当日─。
俺はすっかり寝坊をしてしまった。
徹夜で勉強をしすぎたらしい。
・・・?って、こんな事言ってる時間無いし!!
俺は急いで学校へ向かった。
─〜♪〜♪
携帯が鳴った。
こんな忙しい時の着信は、ゆりからだった。
「もしもーし」
「碧くん!?…どーしたの?」
「寝坊したー」
「“寝坊したー”じゃないでしょ!?」
「テストはー?」
「まだ始まってないけど、早くね!!」
「はいはーい」
ゆりは、めっちゃ心配してるようだった。
ま、連絡なしだったから無理もないか。
あーやばい。
眠いかも………