果穂と純
凜が一番聞きたかった会話だった。
純「果穂まだ恨んでる?」
果穂「全く恨んでないよ。恨む必要なんてないじゃん!純が悪いわけじゃないんだから!」
純「ずっと恨んでるかと思ってた。」
果穂「私、ずっと会いたかった。会って、子供の頃の私達に戻りたかった。十年間会えなかったから。」
純「僕も会いたかったよ。会って、伝えたい事があった。」
果穂「伝えたい事って?」
純「十年前から、ずっと好きだった。良かったら、付き合って下さい!」
果穂「え!?あ!はい!」
凜(やっぱり…好きになっちゃいけなかったんだ…。)
凜は辛くなって、違う人の会話を聞いた。奈々瀬と信は、あまり楽しそうではなかった。蘭と明は、明だけが1人で喋ってるみたいだった。次に……
つづく