『安らぎ、涙は何処まで・・・』
ずっと傍にいてくれたの・・・。
何も言わないでただ傍にいてくれて・・・・
すごく・・・安心したの・・・・。
憂「・・・ッ・・・・。はぁ・・・。」
私はしばらくの間泣いていた。
可唯「落ち着いた?」
憂「・・・うん・・・・。ごめんね。」
可唯「いいよ。」
憂「・・・私・・・。」
可唯「ん?」
憂「さっき・・・彼氏・・・いたんだ・・・。」
可唯「うん。」
憂「この間一回別れたの。その人と。あっちが別れたいって言ったか
ら。でも別れたいって理由が「自分の時間が欲しいから」だった
の。だから私彼の重荷にはなりたくなかった。
でも・・あの人
それは口実でただ好きな人ができただけだった。それで私が邪魔
になったんだよ。その時は苦しかったし・・毎日泣いてた。
それから数十日した頃携帯にその人からの着信履歴があった。
ホント・・・私って懲りない奴なんだよ・・・。」
可唯「?」
憂「気づいたらその人に電話してた。
案の定、内容はやり直したいってことだった。
それに・・私OKしたの・・・。
まだ・・・忘れられなくて・・・ッ・・。」
可唯「・・・・・。」
憂「でもさっき・・・また他の人と・・ッ。」
何でだろう・・・・。
涙は止まることを知らない・・・。
流れても流れても・・まだ流れる・・・・。
さっき逃げたのは・・・・
また『知らない』って言われるのが恐かったからなの。
いつから・・・こんなに臆病になっちゃったの・・・?