貴方の今までの私にしてきた言動を思い返す
ただの『貴方のお気に入り』
それだけでもいい
いいのかもしれない
嫌だけど
物足りないけどそれさえも選ばれないよりはよっぽどマシ
でも本当に貴方は狡い
私の心に触れ
私の気持ちを奪い
それなのに簡単に崩してしまう
疑いの中でもいつしか結ばれる想いと信じたのにそれさえも裏切る
手が届きそうな距離にいたのに知らぬ顔で離れて行く
思わせ振りな態度が逆に悲しい
今もこうして何も知らずに隣にいる
何もなかったかの様に笑いかける貴方が疎ましい
『私は何だったんですか』と問いだたす事が出来たなら
答えは『何でもないよ』
その一言だろう
笑ってそう答えるのか
それとも困惑した表情を見せるのか
どちらにしてもそんな愚問はしない
どう答え様とそんな答えはいらない
傷を増やすだけ
だとしたら大人しく傷を癒して行くしかない
簡単に楽になる方法を見付ける事が出来たなら
誰もがそれを知っていればこんなに酷い痛みを負う事はない
あれから泣いていない
泣きたいのに泣けない
涙が渇くまで泣いて
思い切り泣いてすっきりさせたいのにこんな時に限って涙は出ない
心の奥まで貴方という存在で蝕まれているから
綺麗な心に戻れたら
これ以上何も失いたくない
今の現状に満足するか
リセットするか
どうしたらいい
自分では処理出来ない所まで来てしまった
早く気付いて良かったなんて始めは言い聞かせたのにもう手遅れだった
もう少し肩の力を抜いて生きてみたい
救いの手なんてない
自分自身で解決して行くしかない
だからこそ気を張って過ごす毎日
最近貴方の目を見れなくなった