加藤が他校の生徒にいちゃもんをつけている。
「人の制服汚してそのまま帰る気かよ〜ふざけんなよ!慰謝料とクリーニング代で五万だ。」
「そんなに無理です。あなたからぶつかってきたわけだし…」
めずらしく歯向かうやつだったらしい。
「なんだと!てめー!!」
加藤は殴りはじめた。
みるみるうちに血がでてきた。
しかし雄二は顔色を変えなかった。
「おまえがおまえとして生まれたことを悔いろ。生まれ変わったら殴れるほうになれればいいな。」
雄二は生まれ変わりを強く信じていた。