私の悲しみの理由は2つ
1つは大事な友達が病魔に蝕まれ苦しんでいる事、もう1つは同じ母として痛い程解るキョウの子供を思う気持ち。色んな面で寂しい思いをさせて子供に申し訳ないと思っている心情が見ていて犇々と伝わってきた。まだ幼い我が子に 「ママはいつ死ぬかわかれへんから しっかり生きていかなあかんねんで!」 キョウは常にそう言い続けていたのだ
キツイ口調で幼い姉妹に話すキョウの胸は悲しみではちきれそうだったに違いない。下の子はまだ二歳程で可愛い盛りだ。「こないだ 私が痛みで動かれへんかった時 寝てたら ナオが来てお腹撫でてくれてん。ママいたいの?って心配しながら」
何気無く普通にいつもみたいに話してたけど キョウは本当に辛かっただろう。
何度も救急車で運ばれて トイレすら這ってでないと行けない状態の自分を子供達に見せないといけない辛さ…
でも。 キョウ、前向きに一生懸命病気と戦った立派な母親の姿もしっかり子供達は見てたよ。