「日本人を根絶やしにする計画のもとに、戦後からあらゆる施策を進めてきたアメリカ。
政府や政治家を脅し、従わないものは暗殺する、それがアメリカの戦後統治のやり方だった。 そしてあらゆる社会施策で我々は、実験体として統治形態を試され、彼らのデータ収集のモルモットだったという訳だ。」
「・・・・し、信じられない。そんな、私たちが暮らしてきた国が、そんな仕組みになっていたなんて!」
「君も体験したはずだ。地域の学校においてさえ、君を被験体として、どうやったら人を自殺に追い込めるか、という実験が行われていたかを。
自殺者たちは、真実を知らず自分が狂ったと思いながら、自ら命を絶ったのだ。」
奈美は涙が溢れでるのを、止められなかった。
「そんなっ、酷すぎる!人間じゃない!死んでいった人達が。あんまりだわっ!」
「そうだ、もはや人にあらざる者達を、闇に帰す、それが我々の任務だ。
我々はこの国とこの国の人達を護らなければならない。
悪魔は、今アメリカにとり憑いて、多くのアメリカ国民の血を流させ、世界を闇に塗り替えようとしている。」